2026年7月22日、奈良シニア大学 橿原校の一般教養講座にお招きいただき、「AIと、これからの暮らし方 〜便利に使い、賢く付き合うために〜」というテーマで90分の講演をしてきました。受講されたのは、約100名のシニア世代の皆さん。株式会社リバースデザイン代表の大川力也が、スライドを読み上げる講義ではなく「目の前でAIと会話してみせる」ライブ実演型で務めました。

講演の概要

項目内容
日時2026年7月22日(水)10:00〜11:30
主催一般社団法人日本コミュニティカレッジ 奈良シニア大学 橿原校
会場大和信用金庫八木支店 会議室(奈良県橿原市)
対象奈良シニア大学 橿原校の学生 約100名
演題「AIと、これからの暮らし方 〜便利に使い、賢く付き合うために〜」
講師大川 力也(株式会社リバースデザイン 代表取締役/AI研修講師)

なぜ「シニア×AI」なのか

シニア世代にとってAIは、「ニュースで毎日聞くけど、自分には関係ない・怖い・難しい」の三重の壁があります。一方で、AIを悪用した詐欺のように、リスクの方は既に生活圏まで来ている。つまり、いちばんAIの知識が必要な世代に、いちばん情報が届いていないんです。

そこで今回の講演は、知識を教えることより「怖さを好奇心に変える」ことをゴールに設計しました。


講演内容:スライドより「実演」を主役に

AIを一言でいうと「続きを予測する機械」

専門用語は使わず、AIを「たくさんのお手本を学んで、続きを予測する機械」と定義するところからスタート。何千枚もお手本を見てきた書道の先生が、考えなくても次の筆の運びがわかる——それと同じ理屈です、という例え話は、書道講座のあるシニア大学の皆さんにしっかり届きました。

会場の目の前で、AIと会話する

講演のメインは台本なしのライブ実演です。この日は4本。

  1. 橿原神宮の見どころをAIに聞く(地元ネタ)
  2. 冷蔵庫の残り物で今晩の献立を考えてもらう
  3. 会場から季語を募集して、AIに俳句を詠ませる
  4. 「膝が痛いときの運動」を相談してみる

いちばん盛り上がったのは俳句でした。AIの句は上手い。でも「上手いけど、心がこもってない」。この違和感こそ本質で、皆さんの一句には実際に見た景色と生きてきた時間が入っている。そこはAIには作れません、という話が、いちばん頷きが深かった場面です。

賢く付き合うための「3つの約束」

後半は実用編として、①AIは自信満々に間違える、②声そっくりのAI詐欺には「切って、かけ直す」「家族の合言葉」、③個人情報は入れない——の3つだけに絞って持ち帰ってもらいました。怖がらせるのではなく「手口を知っていれば防げる」。ここはシニア向け講演でいちばん喜ばれるパートです。


受講された皆さんの反応

講演後、主催の奈良シニア大学さんから受講生の声を共有いただきました。「AIを上手に使ってみたいと思った」「専門の方にユーザー目線の話を聞けて頭が整理できた」といった声に混じって、僕がいちばん嬉しかったのはこれです。

ChatGPTを使ったことはあるが、怖くてなかなか使いこなせなかった。今日の注意点を踏まえて、もっと使ってみたい

「怖さが好奇心に変わる」という、この講演のゴールそのものでした。


講師より

シニア向けのAI講演で大事なのは、易しくすることではなく「対等に扱うこと」やと思っています。実際、受講生の中にはすでにAIを使いこなしている方も少なくありません。毎週学びに通っている方々は、AI時代をいちばん楽しめる人たちです。その背中をひと押しする90分でした。


AI講演・セミナー・研修のご依頼について

株式会社リバースデザインでは、AI研修事業として、企業・自治体・団体・教育機関向けのAI講演/セミナー/実務研修を承っています。

  • シニア向け・初心者向けのAI活用講演(ライブ実演型)
  • 企業向けのAI実務研修(ChatGPT・Claude等の業務活用)
  • AI詐欺・リスク対策をテーマにした啓発講演

「うちの受講者層に合う内容にできる?」といったご相談段階でもお気軽にどうぞ。